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ハリカルナッソスの霊廟

「霊廟」というのはお墓の事である。

ハリカルナッソスの霊廟やマウソレウムと呼ばれるこの建物は、紀元前353年にカリア王国(現在のトルコ)の王、マウソロスが死んだときに女王のアルテミシアによって建てられた霊廟である。

この霊廟のすごいところは、当時の有名建築家たちによって最高級の純白の大理石を多く使って建設されているところで、大きさが縦38m、横32mで高さが34mや42mと言われている。

霊廟は4層構造で、1階部分の天井にはギリシャ人とアマゾンの戦いを描いた刻帯が飾られており、2階部分はコリント式円柱が36本並んだ廊下になっていて、中央にマウソロスの遺骨を納めた部屋がある。

アルテミシア女王も建設開始後2年で死んでしまったため、王と共にこの霊廟に葬られた。

屋根は24段のピラミッド状の石段で出来ており、その頂には4頭の馬にひかせた戦車に乗ったマウソロスとアルテミシアの3mもある彫像が飾られている。

建物全体に彫刻が施されており、霊廟の外観はギリシャの神殿のようだったという。

だが、1402年に十字軍の騎士団がハリカルナッソスに侵攻し、城砦の建築資材とするために霊廟を解体してしまったので現在は廃墟になっているそうだ。

しかし、19世紀になって彫刻帯やマウソロスとアルテミシアの彫像などが発掘され、それらは現在、大英博物館に展示されている。

ハリカルナッソスの霊廟という名前の由来は、霊廟が建てられたのがカリア王国の首都のハリカルナッソスだったからだと思われる。
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