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錬金術

「錬金術」とは、13世紀頃~19世紀頃の中世のヨーロッパで盛んに行われていた化学実験で、卑金属(酸化しやすい金属。鉄、銅、亜鉛など)から金や銀を作り出す技術のことである。

この錬金術を研究する錬金術師たちは当時の最先端技術を研究する科学者として扱われており、貴重な金を他の物質から作り出すことで、莫大な富を得ることが出来る錬金術は彼らの間で競って行われていたそうだ。

彼らは「賢者の石」と呼ばれる物質を追い求めていた。

それは卑金属を金に変える事が出来るとされており、この賢者の石を手に入れた者だけが錬金術を成功させることができると信じられていたのである。
なので、「錬金術=賢者の石の探究」と考えてもらうと分かりやすいだろう。

だが、実際に賢者の石を手に入れた者はおらず、19世紀になり原子が発見され、物質の構造が解明されていくと錬金術は不可能ということが分かり、急速に衰退していったのだ。

(金は元素の一つで、元素が他の元素に変化することは出来ないし、元素同士を結びつけて作り出そうとしても化合物しか出来ないので不可能ということが分かる。)

錬金術は不可能だったが、この時代の研究のおかげで現在も使用されるエタノールなどの様々な化学物質が発見されたのだ。

また、フラスコやビーカーなどの実験器具もこの頃に開発されたものである。

元々錬金術はエジプトで発祥、発展した化学でそこから古代ギリシャ、インドなどに伝わっていったと考えられている。

また中国などでは錬丹術(れんたんじゅつ)と呼ばれ、不老不死の薬「仙丹(せんたん)」を創ることを目的としていたそうだ。

仙丹は錬金術で言う賢者の石の事で、どちらもそれを創りだすという目的は同じだが西洋の錬金術は金を作り出すことを目的とし錬丹術は不老不死を目的としていた点で異なるのである。

他にも、錬金術師達は金などを練成するためだけでなく人間の体や魂を練成する錬金術の研究もしており錬金術によって造られる人間をホムンクルスと呼び、そのホムンクルスの練成にも力を入れていたそうだ。

これに関しては唯一、14世紀にパラケルススという医者がホムンクルスの練成に成功したとされる伝説が残っており、賢者の石を持っていたのではないかとされている。

また、彼のように他の職業をしながら錬金術の研究も行うといった人も多く、科学者アイザック・ニュートンなどもそうであった。

ホムンクルスの特徴としては、人間と同じ姿をしているが人間より小さいそうだ。
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