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上り新幹線での出来事

ある日の上り新幹線での出来事である。

指定席のある客が食堂へ出かけ、一時席をはずした。

しばらくして戻ってみると、ガラガラだった車内が多くの乗客で埋め尽くされていた。

そして、自分の席にまで見知らぬ誰かが座っていた。よく見ると、網棚に残しておいた手荷物もなくなっているという。

自分の席に座っているその人は、終止無言、無表情。その人というより、車内全体の乗客がその調子だった。

異様な空気に気付いた客は、逃げるようにしてその場を離れ、車掌を探し出すと再び自分の席に戻った。

すると席は空いていて、荷物も戻っている。大勢いたはずの客もいなくなっているではないか。

指定席の客は、恥ずかしいやら車掌に申しわけないやらだったが、車掌の方は大して気にとめている様子でもなかったため、不思議に思った。

しかしその理由はすぐに知らされた。
車掌の話によると、こういう事はこれが初めてではないらしいのだ。

しかも、必ず静岡-三島間で起こるのだそうだ。
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