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積丹半島の某岬で風景撮影を行っていた時

積丹半島の某岬で風景撮影を行っていた時、視界の隅で何やら影が動いた。

気にも止めずにいると…
「身投げだ!」の声で辺りは急に騒がしくなった。

「さっきのあれがそうだったんだ」「イヤなもの見てしまった…」と言いながらも撮影を中断するわけにはいかないので、手早く撮り、早々に引き上げた。

その時のフィルムを現像に出して戻ってきたのを見ると、連続する2コマが途中で抜けている。

紛失されては大変、と早速現像所に問い合わせた。
「いやあ、何も写ってないんですよ」そんなはずはない。

プロの写真家はシャッターを切るたびに露出や絞りを一段階ずつ変えている。

その途中で真っ暗になるとは考えられない。

「嘘をつくなよ。失敗でもいいから見せろよ」と詰め寄ると「たまにこういうこと、あるんですがね」と係員が渋々出してきたフィルムを見て体からサアッと血の気が引いた。

1コマ目の背景には身投げの瞬間が捉えられていた。

2コマ目にはその人がまさに入り込まんとする海面一面から人の「手」が何千本も出ているのが写っていた…
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